理事長からのご挨拶
2002年に活動を開始いたしました日本ミトコンドリア研究会は、2005年4月に有限責任中間法人日本ミトコンドリア学会として再出発いたしました。
過去4回の学術集会において、200有余名の基礎研究者と臨床研究者が一堂に会し、最先端の研究成果の発表と熱気溢れる討論を目のあたりにすると、本学会が日本におけるミトコンドリア研究推進の中心としてその任を担うものと確信しています。
ミトコンドリアは細胞の中にあってエネルギー産生を行う小器官ですが、そのはたらきはエネルギー代謝だけでなく、アポトーシス、シグナル伝達などの生物現象と深く関わっています。
またミトコンドリアの機能異常が、脳卒中、アルツハイマー病、慢性疲労症候群、てんかんなどの脳神経疾患ばかりでなく、がん、心筋症、高血圧、糖尿病、肥満、腎障害、不妊、難聴など多くの臓器疾患と関連があります。さらに、コエンザイムQ10をはじめとする健康食品の多くは、ミトコンドリアに直接、間接的に作用するものが多く、病気ばかりでなく私たちの健康な生活にもミトコンドリアは密接に関係しています。
日本ミトコンドリア学会は、ミトコンドリアに関わる学術研究及びその病気や健康に関連する社会的活動を推進させていくことがその目的です。具体的には、学術集会や市民公開講座の開催、ミトコンドリア病患者会との連携行事、インターネットを利用した各種情報交換サービス、国際的な研究協力の推進などを行って参ります。
多くの皆様にミトコンドリアやミトコンドリア病に関心をもっていただくとともに、本学会へのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
2005年8月

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